Googleとの連携は任意です。つながなくても、チャットで相談できます。
GoogleアナリティクスやSearch Consoleの数字を使いたいときは、ご自身のGoogle Cloudで接続用の設定(OAuthクライアントの作成)をして、WordPressに入力します。Googleアカウントでログインするだけでつながる方式ではありません。
Google Cloudの画面の名前や配置は、Googleの更新で変わることがあります。WP AI Conciergeの画面の名前も、お使いの版によって少し異なる場合があります。
はじめに知っておくこと
かかる時間の目安(GoogleアナリティクスとSearch Consoleの場合)
- Google Cloudに慣れている方:30〜60分
- 初めての方:1〜3時間
スプレッドシート・フォームは1つにつき30〜90分ほど、BigQueryは1〜3時間ほど、追加でかかります。Googleアカウントの権限や組織の設定を整える時間は、別にかかることがあります。
用意するもの
- Googleアカウント。つなぐサービス(Search ConsoleやGoogleアナリティクス)で、そのサイトのデータを見られるもの
- Google Cloudを使えるGoogleアカウント(上と同じアカウントで構いません)
- WordPressの管理者アカウント
- https:// で開けるWordPressのサイト
気をつけること
- 手順7で表示される「クライアントシークレット」は、パスワードと同じです。人に見せたり、メールやチャットに貼ったりしないでください。
- 利用者の種類が「外部」で、公開ステータスが「テスト中」の場合、このガイドで使う権限の許可と更新用のトークンは、原則7日で切れます。続けて使う場合は、手順8で「本番環境」にします。「内部」を選んだ場合は、所属する組織と管理者の利用条件に従ってください。
- Googleアナリティクスでは、許可の画面で「Googleはこのアプリを確認していません」と表示されることがあります。Googleアナリティクスの権限はGoogleが「機密」として扱う権限で、ご自身で作ったアプリはその審査を受けていないためです。ご自身のデータをご自身だけで使う場合は、Googleの審査が必要ない場合があります。表示されたアプリの名前とプロジェクトが、ご自身で作ったものであることを確かめてから進めてください。
- 審査を受けていない機密・制限付きの権限を使っていて、「Googleはこのアプリを確認していません」の画面が出る場合、新しく許可できる利用者は、原則として合計100人までです。この枠はGoogle Cloudのプロジェクトの全期間で数えられ、リセットできません。サイトの訪問者の数ではなく、「テスト中」で登録できるテストユーザー(100人)の枠とも別です。
- Google Cloudやそれぞれのサービスの利用条件・費用は、Googleの案内でご確認ください。BigQueryは、データの保存や検索の量に応じて費用がかかる場合があります。
- 会社や学校のGoogleアカウント(Google Workspace)では、管理者の設定によってつなげないことがあります。その場合は、管理者に相談してください。
1.リダイレクトURIを控える
- WordPressの管理画面で「WP AI Concierge」→「Google連携」を開きます。
- 「リダイレクトURI」の横の「コピー」を押して、表示されたURLを控えます。手順7で使います。
この時点では、まだ何も保存しません。
2.Google Cloudのプロジェクトを作る
- Google Cloud Console を開きます。
- 画面上部のプロジェクトの選択から「新しいプロジェクト」を選び、名前をつけて作ります(例:「WP AI Concierge 接続用」)。
ほかのアプリで使っているプロジェクトは使わず、接続用のプロジェクトを新しく作るのがおすすめです。
3.使うAPIを有効にする
「APIとサービス」→「ライブラリ」で、使うものだけを検索して「有効にする」を押します。
| つなぐもの | 有効にするAPI |
|---|---|
| Search Console | Google Search Console API |
| Googleアナリティクス(GA4) | Google Analytics Admin API、Google Analytics Data API |
スプレッドシート・フォーム・BigQueryも使うときは、あとで追加するを見てください。
4.アプリの情報を入力する
「Google Auth platform」→「ブランディング」で、次を入力して保存します。初めて開いたときは「開始」と表示されることがあります。
- アプリ名(例:「WP AI Concierge 接続用」)
- ユーザーサポートのメールアドレス
- デベロッパーの連絡先のメールアドレス
手順8で公開するときに、ほかの項目の入力を求められた場合は、画面の案内に従って入力してください。
5.利用者の種類を選ぶ
「Google Auth platform」→「対象」で、利用者の種類を選びます。
- 通常のGoogleアカウント(@gmail.com など)の場合は「外部」を選びます。
- 「内部」は、会社などのGoogle Workspaceの組織が持つプロジェクトで、その組織の中だけで使う場合です。Google Workspaceのアカウントでも、自動的に「内部」になるわけではありません。
6.権限(スコープ)を追加する
「Google Auth platform」→「データアクセス」→「スコープを追加または削除」で、使うものだけを追加して保存します。
| つなぐもの | 追加するスコープ |
|---|---|
| Search Console | https://www.googleapis.com/auth/webmasters.readonly |
| Googleアナリティクス(GA4) | https://www.googleapis.com/auth/analytics.readonly |
どちらも、データを見るための権限です。使わないものは追加しないでください。
7.OAuthクライアントを作る
- 「Google Auth platform」→「クライアント」→「クライアントを作成」を押します。
- アプリケーションの種類で「ウェブ アプリケーション」を選び、名前をつけます。
- 「承認済みのリダイレクトURI」の「URIを追加」を押し、手順1で控えたURLをそのまま貼り付けます。1文字でも違うとつながりません。
- 「作成」を押すと、「クライアントID」と「クライアントシークレット」が表示されます。安全な場所に控えてください。クライアントシークレットは、あとから表示し直せない場合があります。
8.「外部」を選んだ場合:公開ステータスを「本番環境」にする
「Google Auth platform」→「対象」で「アプリを公開」を押し、公開ステータスが「本番環境」になったことを確かめます。
これをしないと、許可してから7日で接続が切れます。「アプリを公開」はGoogleの審査とは別のもので、押しただけで審査済みになるわけではありません。
公開に必要な項目が足りないと表示されたときは、手順4の「ブランディング」に戻って入力してください。
すでに切れた接続は、公開ステータスを変えるだけでは戻りません。WordPressで使うサービスの接続欄を開き、Google検索(Search Console)は「Googleと連携」、Googleアナリティクスは「Googleアナリティクスと連携」(連携済みの表示では「再連携」)、追加データの3つのサービスは「Googleに接続」(接続済みの表示では「Googleに再接続」)から、もう一度許可してください。
9.WordPressに入力してつなぐ
- WordPressの「WP AI Concierge」→「Google連携」で、「クライアントID」と「クライアントシークレット」を入力し、「接続設定を保存」を押します。
- Search Consoleをつなぐ:「Googleと連携」を押し、Search Consoleでそのサイトを見られるGoogleアカウントを選んで許可します。
- 「Google検索(Search Console)」→「分析するサイト」の「選ぶ」→「サイト一覧を読み込む」で、このサイトを選び、「このサイトを保存」を押します。続けて「最新のデータを取得」を押します。
- Googleアナリティクスをつなぐ:「Googleアナリティクス(GA4)」→「Googleアナリティクスと連携」を押し、同じように許可します。
- 「分析するプロパティ」の「選ぶ」→「プロパティ一覧を読み込む」で、このサイトのプロパティを選び、「このプロパティを保存」を押します。続けて「最新のデータを取得」を押します。
Search ConsoleとGoogleアナリティクスは、それぞれ別に許可します。片方だけつなぐこともできます。
つないだだけでは、GoogleのデータがAIに送られることはありません。AIに渡してよい情報は「AIに渡す情報」の設定で選び、チャットで相談するときに、送る内容を確かめてから送ります。
スプレッドシート・フォーム・BigQueryも使うとき
スプレッドシート・フォーム・BigQueryは、Search Console・Googleアナリティクスとは別の画面で、それぞれつなぎます。同じGoogle Cloudのプロジェクトと、手順7で作ったOAuthクライアントを使えます。
共通の準備
- WordPressの「WP AI Concierge」で、使うものの接続の画面を開き、そこに表示されるリダイレクトURIを控えます。リダイレクトURIは、つなぐものごとに違います。
- 手順7のOAuthクライアントの「承認済みのリダイレクトURI」に、控えたURIを追加します。
- 手順3と手順6と同じ画面で、次のAPIを有効にし、スコープを追加します。
| つなぐもの | 接続の画面 | 有効にするAPI | 追加するスコープ |
|---|---|---|---|
| Googleスプレッドシート | 「追加データ」→「Googleスプレッドシート」→「接続設定」 | Google Sheets API、Google Drive API、Google Picker API | https://www.googleapis.com/auth/drive.file |
| Googleフォーム | 「追加データ」→「Googleフォーム」→「Google接続」 | Google Forms API、Google Drive API、Google Picker API | https://www.googleapis.com/auth/drive.file |
| BigQuery | 「追加データ」→「BigQuery」→「Google接続」 | BigQuery API | https://www.googleapis.com/auth/bigquery |
drive.file は、選んだファイルだけに使える権限です。ただ、Googleの権限の仕組み上、ファイルを変更できる権限も含まれます。BigQueryの権限も、Googleの仕組み上、読み取りだけには限られません。WP AI Conciergeは、選んだファイルやデータを読むために使います。
スプレッドシート・フォームの追加の設定
ファイルを選ぶ画面(Google Picker)のために、次も用意します。
- 「APIとサービス」→「認証情報」で、APIキーを作ります。キーを使えるサイト(アプリケーションの制限)には、ご自身のサイトのURLのパターンと
https://docs.google.com/*を登録します。使えるAPI(APIの制限)は、Google Picker API と Google Drive API に限ってください。 - 手順7のOAuthクライアントの「承認済みのJavaScript生成元」に、接続の画面に表示されるサイトのURL(
https://からドメインまで。ポート番号があれば含め、後ろのパスは入れない)を追加します。 - 「Google Cloudプロジェクト番号」は、Google Cloudのプロジェクトの「プロジェクト番号」(数字)です。「プロジェクトID」(英字)ではありません。
- OAuthクライアント・APIキー・プロジェクト番号は、同じGoogle Cloudのプロジェクトのものをそろえてください。
Googleスプレッドシートをつなぐ
- 「追加データ」→「Googleスプレッドシート」→「接続設定」で、OAuthクライアントID、クライアントシークレット、Google Cloudプロジェクト番号、APIキーを入力し、「接続設定を保存」を押します。
- 「Googleに接続」を押して許可します。
- 「Googleでファイルを選ぶ」でスプレッドシートを選び、「読み取るシート」を選んで、「このシートの範囲・列を設定」で範囲と列(それぞれの列の意味・型・単位など)を設定します。
- 範囲全体に個人情報を含まないことと、ご自身の画面の中で表と型を確かめるための用途であることのチェックを入れます。「見出し・型の定義を確認」を押し、見出しの一致と、列の型・単位・合計してよいかを確かめてチェックを入れます。
- 「この対象の手動読み取りを利用する」にチェックを入れ、「対象設定を保存」→「保存した対象を取得」を押します。
Googleフォームをつなぐ
- 「追加データ」→「Googleフォーム」→「Google接続」→「接続設定」で、OAuthクライアントID、クライアントシークレット、Google Cloudプロジェクト番号、APIキーを入力し、「接続設定を保存」を押します。
- 「Googleに接続」を押して許可します。
- 「Googleでフォームを選ぶ」でフォームを選びます。期間(最大92日)とタイムゾーンを設定し、個人情報を含まないご自身用の集計であることを確かめます。
- 「質問IDと選択肢を確認」を押して集計する質問を選び、「選択した質問の定義を確認」を押します。
- 「このフォームの手動集計を利用する」にチェックを入れ、「集計設定を保存」→「保存した対象を手動取得」を押します。
フォームの回答先のスプレッドシートを、上の「Googleスプレッドシート」でも読み取る対象にしていると、取得が止まることがあります。
BigQueryをつなぐ
BigQueryで使うのは、Googleアナリティクスから書き出したデータです。先に、次の準備が要ります。
- Googleアナリティクスの管理画面で、BigQueryへの書き出し(リンク)を設定します。データは1日ごとに届き、最初のデータが届くまで時間がかかります。
- 許可するGoogleアカウントに、BigQueryで検索を実行する権限(費用を払うプロジェクトでの「BigQuery ジョブユーザー」など)と、書き出したデータを読む権限(そのデータセットの「BigQuery データ閲覧者」など)を付けます。
- BigQueryは、検索するデータの量などに応じて費用がかかる場合があります。Google Cloudで、請求先と予算を確かめてください。
つなぐ手順:
- 「追加データ」→「BigQuery」→「Google接続」→「接続設定」で、OAuthクライアントIDとクライアントシークレットを入力し、「接続設定を保存」を押します。
- 「Googleに接続」を押して許可します。
- 「保存状態を読み込む」を押し、書き出したデータのプロジェクトID、費用を払うプロジェクトID、データセット、場所(ロケーション)、期間(最大5日)と、1回あたりの読み取り量(bytes)の上限を入力します。
- 画面に表示される、Googleアナリティクスの日次の書き出し・個人情報を含まない用途・課金の方式と費用の条件を読み、2つの確認のチェックを入れて「対象と費用条件を保存」を押します。
- サイト共通の1か月の上限を確かめて承認のチェックを入れ、「月枠を明示承認」を押します。
- 「対象・型・locationを確認して見積る」を押します。表示された対象・期間・上限と、見積りの有効期限(5分)を確かめ、1回だけ実行するチェックを入れて「この見積りで実行」を押します。
- 実行したあとは、表示されたジョブの「同じジョブIDを照合」を押し、状態と集計の結果を確かめます。待機中・実行中と表示されたときは、時間をおいて同じジョブを照合してください。
実行の結果が分からないときは、同じ実行(同じジョブID)の結果を確かめます。新しく実行し直さないでください。費用が二重にかかるおそれがあります。
つながらないとき
| 表示 | 確かめること |
|---|---|
| Googleの画面で「redirect_uri_mismatch」 | 手順7で登録したリダイレクトURIが、WordPressの画面のものと完全に同じか。もう一度コピーして貼り直してください |
| 「連携の有効期限が切れました」 | 「外部」の場合は、手順8で「本番環境」になっているか。確かめてから、そのサービスの接続欄の「Googleと連携」「Googleアナリティクスと連携」「Googleに接続」(または「再連携」「Googleに再接続」)から、もう一度許可してください |
| 「このGoogleアカウントで見られるサイトがありません」 | Search Consoleにそのサイトが登録されていて、選んだGoogleアカウントで見られるか |
| 「Googleはこのアプリを確認していません」 | 「はじめに知っておくこと」を見てください。ご自身で作ったアプリであることを確かめてから進めます |
| 組織の管理者によってブロックされた | 会社や学校のGoogleアカウントでは、管理者に相談してください |
それでもつながらないときは、お問い合わせからご連絡ください。設定の手順についての質問にお答えします。